シリア:支援先病院に空爆で医師と患者が死亡――化学兵器使用の可能性も

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国境なき医師団(MSF)がシリア北部で支援する病院が3月25日、空爆の直撃を受け医師と患者の2人が死亡した。攻撃を受けたのはシリア北部ハマー県にあるラタムネ病院。午後6時頃、病院の入り口にヘリコプターから投下された爆弾が命中。同病院の整形外科医、ダルウイッシュ医師と患者が命を奪われ、負傷した13人が治療のため他の施設へ移送された。病院スタッフによると、爆撃の直後、負傷した患者とスタッフらは重度呼吸器障害と粘膜の炎症を訴えた。これらは化学兵器を使用した攻撃に典型的な症状だ。

[画像: https://prtimes.jp/i/4782/366/resize/d4782-366-282345-0.jpg ]

残された整形外科医は2人に

攻撃を受け、ラタムネ病院は3日間稼動不能になったが、その後救急処置室のみ再開された。しかし状況は依然として深刻だ。シリアでMSFの活動責任者を務めるマッシミリアーノ・レバウデンゴは、「ダルウイッシュ医師を失ったことは、約12万人が暮らすこの地域に整形外科医はもう2人しか残されていないことを意味しています」と肩を落とす。

ラタムネ病院は政府軍と反政府勢力の間にある前線から数km先に位置し、地域の約8000人に医療を提供していた。攻撃以前、同病院には救急処置室と入院部門があり、一般外科と整形外科を提供していた。

常態化する病院への攻撃

レバウデンゴは「病院への攻撃は国際人道法で禁止されているにもかかわらず、シリアでは常態化し、度重なる攻撃で医療活動はひどく損なわれています」と憤る。

2017年1月、新たな和平協議が紛争当事者間で始まったが、複数の前線で戦闘は増加している。ハマー県北部では、4万人が戦闘のため住まいを追われ避難を余儀なくされた。

シリアでは2016年、MSFが運営または支援する医療施設の少なくとも32軒が71回の攻撃を受け、被害を出した。最近では2月22日に、イドリブ県にあるMSFの支援先医療施設にロケット弾が命中、6人が死亡し、33人が負傷した。

現在、MSFはシリア北部で4軒の医療施設を運営するほか、全国で150軒以上の医療施設を支援している。

なぜ、命を救う場所に爆弾が降りそそぐのか。関連情報もあわせてご覧ください。

「病院を撃つな!」キャンペーンサイト
http://www.msf.or.jp/utsuna/

シリア:内戦6年――誰が苦しみをいやすのか
http://www.msf.or.jp/news/detail/headline_3417.html

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